福岡・スタートアップカフェの利用者は「19~82歳」...幅広い世代の起業熱を支える積極行政 (3/3ページ)
次いで40代が25.7%、60代が21.8%と続く。30代は15.5%、20代は1%に過ぎない。会社経営の経験者が事務所を立ち上げるケースが多い。
一方、全国値で最も多い年代は30代。起業経験のない人も起業するケースが高い。
福岡を名実ともにスタートアップ都市にするには、若者のハートにベンチャー魂を注入することが必要だ。
2010年、市内にグロービス経営大学院大学が開校し、山口や広島からもベンチャー志向の若者が集まるようになっている。
また市内の大学では起業・創業に関する授業が行われている。そこで学んだ学生たちが大学外でコミュニティを形成するなど、意欲的に取り組みを行っているという。
カフェの話に戻すと、5月末にお穣さま学校で知られる福岡雙葉高校の学生たちが、「夢をカタチにする女子~クリエイティブなデジタルものづくり~」をテーマに総合学習を行った。
こうした地道な努力は必ず実を結ぶことだろう。
人のつながりを大事にする福岡は、プライベートと仕事の垣根の低さから、いい意味で公私混同する人が多く、優秀な人材にリーチするのが早いと言われる。
そう考えれば福岡はネット時代にマッチしている。日本の都市で世界的ベンチャー拠点に一番近いといえるだろう。志を同じくする場が集まりやすく、フランクに語り合う場を市がつくったのは大正解だ。
最後に。今後の展開について市の担当者は次のように語る。
「今年度から新たに取り組んでいる、相談などの『外国語対応』と人材マッチングについて、積極的に広報を行うなど、利用者の増加を図っていきたいと考えています」「国内外からチャレンジしたい人と企業が集い、新しい価値を生み続ける都市を目指して皆さんとチャレンジし続けます。起業を志している方は、ぜひ福岡でチャレンジしてください」