阿佐田哲也、渥美清こそホンモノの不良! ドン底から昇りつめた昭和の超大物たち (6/6ページ)

日刊大衆

愚連隊のリーダーから、左スカーフェイス頰に傷をもつ映画スターへ。裏稼業から他業種に転身した人間は数いれど、ここまで華麗に成功した人間は、洋の東西を見回しても安藤をおいて他にいないだろう。

ともあれ――俳優であれ政治家であれ作家であれ――時代をこえてアウトローたちが我々を惹きつけるのは、そこに一本の筋=美学がブレずに流れているからだろう。
安藤昇のこの有名なセリフは、そのことを見事にあらわしている。
「ヤクザは辞めたが、漢(おとこ)は辞めてねえ」

ヤクザだろうと堅気だろうと、男の意地を忘れずに、男で生きて男で死ぬ。今、男らしさが失われてしまった時代だからこそ、彼らが持っていたむせかえるような俠気(おとこぎ)がまた求められているのかもしれない。



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