82~83歳、コラムを連載してみて...ぶらいおんの挑戦はまだまだ続く (4/9ページ)

Jタウンネット

そこを介して、Jタウンネットのライター募集を知った。類似の案件よりもテーマの点で自分向きと、考えたことと、一つのテーマごとに書く文章の長さも、他と違って、中途半端では無く、十分に書ける長さである、と判断出来たことも大きい。

早速応募してみた。それまで続けて来た、自分のブログやホームページ(可成り、サボり気味にはなっていたが...。)を紹介すると共に、自分が或るSNSに投稿した短文を添えて。

その内容は、2016年2月1日発売の「週刊ポスト」(2月8日号)に掲載された、曾野綾子氏のインタビュー記事中の、「高齢者は『適当な時に死ぬ義務』を忘れてしまっていませんか?」との問いかけに対し、態(わざ)と慇懃無礼なスタイルによって、斜に構えた筆致で、現在老々介護中の(曾野綾子氏よりは年下の)高齢者の立場から書いた批判的文章であった。

間を置かずに、問い合わせがあった。内容は、筆者文中の年齢(82歳、母は104歳)は、実年齢なのか?というものであった。これがJタウンネットのT編集長との出会いだった。

それから後は、読者諸氏、ご存知の通り、この略1年間に亘るコラムの連載が始まった。スタートに際し、文章のスタイルをどうするか?歳相応のスタイルを変更して、少しでも若者向きに、くだけた文体とすべきか、否か?など、編集長と相談したが、敢えて、変更することは考えず、漢字が多かろうと、表現が現代風で無かろうと気にせず、有りの儘の筆者の自然体で行くことを確認し合うことが出来た。

コラムのテーマに関しては、主として編集部からの提案によることにしたが、筆者からの逆提案で書かれたものも少なく無い。

まあ、振り返ってみれば、「殆ど書きたいように、書かせて頂いた」ことは間違い無い。非常に気持ちよく仕事させて頂いたことを、ここで先ず感謝しておこう。

いつでも、人との出会い、と言うものは、不思議で、貴重なものだ。筆者としては、T編集長との出会いが、この1年に亘る、貴重な体験の結果をもたらして呉れたと、その幸運を素直に認め、感謝している。

この1年間、コラムニストの端くれとして、書いてみて、勉強になったことも結構あった。

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