松坂大輔、王貞治、田中将大…夏の甲子園100年「熱闘!名勝負」 (5/7ページ)

日刊大衆

星稜の松井秀喜だ。松井が甲子園に登場したのは92年の第74回大会。2回戦の星稜対明徳義塾戦で、球史に残る大事件が起きた。「明徳は、松井に対しストライクを一球も投げず、全打席敬遠してしまったんです。結果、星稜が負けたこともあり、日本を二分する議論になりました」(同)

 2000年以降で、忘れられない名勝負といえば、06年第88回大会の決勝戦。早実対駒大苫小牧の一戦だろう。斎藤佑樹田中将大との白熱した投手戦だ。高校野球専門誌『野球太郎』の持木秀仁編集長が分析する。「大会前、高校野球ファンの関心は駒大苫小牧の夏の三連覇がなるかどうかの一点でした。ところが、大会が始まると、ハンカチで汗を拭く早実のイケメンエースがどんどん目立ってきて田中を脅かしていく。そんな2人が決勝で直接対決。願ってもないドラマが実現したんです」

 試合は、両者一歩も譲らずに延長15回1-1で引き分け。翌日の再試合では、早実が4-3で勝利するが、最後のバッター・田中を斎藤が打ち取るという劇的な幕切れ。24回を完投した斎藤は試合後、“ハンカチ王子”として大ブレイク。一躍、甲子園のアイドルとして、すさまじい人気を獲得することになる。

 今年の夏も、そしてこれからも、甲子園で様々なドラマが生まれるに違いない。

■まだまだある! 夏の甲子園「伝説の名勝負」

●手に汗握る攻防

第19回(1933)◆延長25回の超熱闘!〈中京商1-0明石中〉高校野球史上、最長イニングの試合。息詰まる投手戦の末、中京商がサヨナラ勝ち。

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