菅原文太、松方弘樹…映画『仁義なき戦い』広島弁のシェイクスピア「魂の名台詞」 (6/9ページ)

日刊大衆

「わしら、晩飯の支度に肉屋寄って帰りますけん」(島田幸一)山守組を離れた広能組の財政面は厳しい。若衆の島田(前田吟)は襲った野良犬の肉を晩のおかずにしていた。

「山守に会うてくるけん」(広能昌三)犬肉の件で組の困窮ぶりを痛感した広能は、やむなく、一度は断った山守からの頼まれごとを引き受けることに。

「客には客の扱いっちゅうもんがあろうが」(時森勘市)山守の頼みで渋々ながらも広能がかくまった時森(遠藤辰雄)という男は、匿われた場所を「豚小屋」と言い放つ。

「わしも格好つけにゃ、ならんですけん」(山中正治)山中は広能(ムショで顔見知り)に、時森を殺す意図を告げる。2人はお互い恥をかかないように談合する。

「おどりゃ、チョボくりやがって」(大友勝利)広能は、時森の扱いについて山守とも談合。大友はそれを知り、いつものようにブチ切れ大暴れするのだった。

「一杯飲んでいけや、のう」(村岡常夫)訳あって広能組が時森を襲撃。これを報告された村岡は、実行犯の島田(懲役12年)を自首前にねぎらった。

「久しぶりじゃのう。往生してくれい」(山中正治)村岡組で売り出し中の山中は、かつて自分をボコボコにした大友組の若衆の隠れ家を訪ね、3名を皆殺しに。

「ちぃとは大人になれや」(松永弘)松永(成田三樹夫)はシリーズ屈指の良識派。刑務所を脱走してきた山中を穏やかに諭す。ある意味、異色のシーンである。

「水飲ましてつかわさい」(岩下光男)大友は村岡組の岩下を船上で拷問。さらに「好きなだけ飲めや」と、海に落としてロープで引っ張る暴挙も。

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「泥棒の番しとるもんが、おどれで泥棒したら、誰がケツ拭くんじゃい!」(広能昌三)女にねだられたテレビを買うために、管理するスクラップを勝手に売った西条(川谷拓三)に広能が大激怒!

「わしの他に誰が跡を引けるんない、のう」(打本昇)まだ、村岡組傘下だった打本(加藤武)は跡目を継ぐ気満々。だが、その器でないことは映画を観ていれば分かる。

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