菅原文太、松方弘樹…映画『仁義なき戦い』広島弁のシェイクスピア「魂の名台詞」 (8/9ページ)

日刊大衆

「山守とったら、わしも死んでやるよ」(広能昌三)山守を殺ると表明する広能を、岩井は「元の親を殺すのは仁義に反する」と反対。すると、広能は珍しく反論。

「今度こそ遠慮のお、首を貰いますけん」(武田明)武田(小林旭)は権力者・大久保に強気の姿勢を見せ、このように脅す。若頭に就任した武田が本気を出した。

「枯れ木も山の賑わいじゃがの、この分じゃと枯れ木に山が食い潰されるわい」(武田明)抗争に備え、山守が外部から広島に呼んだ応援部隊が豪遊。その請求書を突きつけられ、武田が頭を抱えた。

「ちいとは息抜きでもせにゃ、身がもたんけえ」(打本昇)常に抗争から逃げ腰の打本は、愛人の年増芸者と密会。だが、こう言った直後に山守陣営に拉致される。

「税金の無駄遣いじゃのお」(広能昌三)警察の取締り強化により広能は別件逮捕される。手錠をかけられ、堂々とこう言い放った。

「あんたら、見とったとおりじゃ」(吉井信介)同窓会に参加した岡島を射殺した山守組構成員・吉井は、呆然とする恩師や同級生に、こう言って去った。

「前向いても崖や、後ろ向いても崖やで」(岩井信一)打本の情けない姿勢にサジを投げた岩井は、さらに「あんじょう、性根入れて歩くこっちゃな」と続けた。

「わしの言うことにも一理あるじゃろが」(打本昇)明石組からの最後通牒を突きつけた岩井の退席後、こんなことが言える打本は、鉄のメンタルの持ち主なのか?

「善良な市民を保護するのが警察の務めじゃないんか」(山守義雄)打本の若衆が親分の意向を無視し、山守陣営を爆撃。山守は“善良な市民”を自称して警察に保護を求めた。

「わしに2000万円ぐらい融通せえゆうてや」(打本昇)打本は、自らの配下による山守襲撃計画を、山守陣営の武田にリークのうえに借金を要請。やはり鉄のメンタル。

「喧嘩相手に金貸すバカがどこにおるけ」(武田明)打本からのまさかの密告&借金要請に呆れた武田は、こう怒鳴り、受話器を叩きつけるように置いた。当然だ。

「何がカリエスじゃ。やりすぎのヤリエスじゃろが」(刑事)逮捕を恐れ入院した山守は、警察が踏み込むと「カリエス(腰の病)」を訴える。

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