【ヘビ注意】オーストラリア固有の10の危険な蛇 (2/7ページ)

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 タイガースネークよりも毒性は低いが、タイガースネークの3倍の量の毒を獲物に注入する。噛まれても、その噛み痕は非常に小さく目視では発見しにくい。噛まれると、ほどなくして頭痛、吐き気、腹部の痛み、凝固障害、腎臓被害を受ける。・3. メインランド・タイガースネーク(コモン・タイガースネーク)


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生息地:オーストラリアの南東部沿岸、ニューサウスウェールズ州からビクトリア州・タスマニア州付近。オーストラリアの南部の一部の地域でも発見されている。

 メインランド・タイガースネークはオーストラリアでの蛇被害件数2位を誇る。その大きな理由は彼らの生息地がメルボルン等の人口密度の高い都市と隣接しているからである。メインランド・タイガースネークは農場などマウスが見つかりやすい場所を好み夜行性である。その為、暗闇にまぎれた彼らに気付かず噛まれてしまうケースが多いのだ。

 彼らによって噛まれたら、早急な処置が必要だ。初期症状としては足や首の痛み、痺れ、汗ばみなどがあり、その直後に呼吸困難や全身まひを引き起こす。またその毒は血液や筋肉に大きなダメージを与え、結果として腎臓不全をも引き起こしてしまう。

 成長したメインランド・タイガースネークはほとんど縞模様である。ベースの色は薄い黄色で、その上を黒い縞模様が覆っているのだ。成長すると2メートルもあるこの蛇は脅威を感じると体制を低くし、素早く噛みつく。
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