【ヘビ注意】オーストラリア固有の10の危険な蛇 (6/7ページ)

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 血清が登場する前、コモン・デスアダーに噛まれた人の半数が亡くなってしまっていた。彼らの毒には神経毒の一種が含まれており、人間の触覚を狂わせ、呼吸器系に異常を起こし、全身まひへと繋がり、最終的には噛まれた人間は死んでしまうのだ。・10. アカハラクロヘビ(コモン・ブラックスネーク)


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タスマニア州と南オーストラリア州南東部の一部の地域以外のオーストラリア東部の沿岸

 アカハラクロヘビの毒は他のオーストラリアの蛇よりも毒性が低いものの、生息地域が人間の生活区域とかぶっている為危険度は高い。

 アカハラクロヘビはシドニー近辺で見つかる数少ない毒蛇であり、体長2メートルもある為、他の種の蛇を丸のみする事もある。攻撃的ではないため、人間から逃げる事を最優先とするが、他の蛇同様、執拗に追いかけると「シュー」といった威嚇音の後に反撃を喰らうだろう。

 彼らの毒は赤血球、筋肉、神経の破壊を引き起こす。しかし、彼らの被害による死亡事故は現在に至るまで記録されていないので、適切な治療がされれば大丈夫だろう。

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 オーストラリアには非常に危険なヘビが多く存在するが、最近では治療法が確立したため、噛まれて死ぬことは少なくなった。また、地元の人々もヘビの危険性を知っているのでむやみに近づいたり威嚇したりしない。

 もしオーストラリアに旅行にいった場合には、上記リストをチェックし、珍しいヘビだからといって近づいたり、ヘビの生息地に入ることのないようにしよう。
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