今シーズン、圧倒的な成績でセ・リーグ首位を収めた広島東洋カープ。残念ながら32年ぶりの日本一とはなりませんでしたが、ファンの心を熱くさせてくれました。
さて、このカープのチーム名に入っている「東洋」とは、クルマ好きならおなじみのマツダの旧社名である「東洋工業」が由来となっているのはご存知でしょうか? そんなわけで今回は、マツダの名車たちを一挙に紹介します。いずれも今年のカープの打線に劣らない「神ってる」クルマたちばかりです。
マツダ(旧社名:東洋工業)の歴史は、この3輪トラックから始まりました。「各種構成部品の国産化」や「クラス最高性能、最大積載量の実現」を目指したDA型は、その後の3輪トラックの基礎を築き上げました。なお「マツダ」という名称はこの型から既に付いており、ゾロアスター教の知恵の神「アフラ・マズダ」に由来するといわれています。
■国民車を目指した、R360クーペ photo byWikipedia戦後、通産省の提唱した「国民車構想」に注目し、東洋工業が発売したのがR360クーペです。ライバルであったスバル360を意識してか、アルミやマグネシウムという当時では高価な部品を使いながらも価格を抑えて売り出しました。軽自動車の後部座席は使用頻度が低いというリサーチ結果から生み出された2+2のスタイルは、市場では受け入れられず、後進のキャロルにその座を譲ることになります。
■斬新な発想から生まれたキャロル photo byWikipediaR360クーペの商業的な失敗を受け、東洋工業は本格的な4人乗り軽自動車を開発します。それがキャロルです。「クリフカット」と呼ばれる独創的なリアスタイルは、大人が後席に乗車することを想定して生まれたデザインで、日本車では珍しいものでした。上級車種に匹敵する高度なメカニズムが自慢でしたが、重量がかさんでしまったのがネックとなり、またもスバル360の後塵を拝してしまいます。なお現行型はスズキ・アルトのOEM車となり、マツダで最も古いブランドとなります。