脳梗塞といえば寒さが厳しい冬に起こるイメージですが、実は夏にもその発症が多いことをご存知でしょうか。
これからの暑い季節に向けて注意すべきことや、早期発見するために知っておきたい脳梗塞の前触れなど、医師の松本先生に解説をお願いしました。
「脳卒中」と「脳梗塞」の違いとは?
脳卒中とは、脳(内)出血、くも膜下出血、脳梗塞、脳塞栓などの脳血管疾患を全てひっくるめた呼び方です。
脳(内)出血
脳(内)出血とは脳に流れる血管が破れて出血し、その血管が酸素や栄養を届ける脳の部分に血液が届かなくなり脳の一部が死んでしまう病気です。
最近は高血圧に対する危険性の認識が普及し発症数は減ってきているものの、喫煙、糖尿病、高血圧、肥満、アルコールなどの生活習慣病を原因とした動脈硬化によって起こる場合がほとんどです。