"Education is a progressive discovery of our own ignorance."
– Will Durant (勉強とは自分の無知を徐々に発見していくことである。)
あまり勉強に熱が入らない大学生も多いのではないだろうか。もしそうなら、かなりもったいない。この連載では、勉強する意味を見出せていない諸君に向けて、文系・理系の様々な学問を探求する「知的好奇人」達からのメッセージをお届けする。ちょっとした好奇心が、諸君の人生をさらに豊かにしてくれることを祈って。
近年、日本のお城に興味を持つ人が増えています。「城ガール」といわれるお城に興味を持つ女性も増加中とのこと。お城は日本全国に多数ありますが、考古学的に中世・近世のお城が研究されるようになったのは近年になってからとみなさんはご存じでしょうか? 城郭考古学の第一人者として知られる奈良大学 文学部 文化財学科 千田嘉博教授にお話を伺いました。
――千田先生が日本のお城を考古学的に研究しようと思われたきっかけは何でしたか?
中学1年生のとき名古屋に住んでいて、夏休みに友達と小豆島・淡路島に旅行しました。その旅行では姫路まで新幹線で移動したのですが、まだお城に興味がなかったので姫路城はノーマークでした。ところが駅から姫路城を遠望して、その美しさと強さに感動しました。その後、旅行で実際に訪ねたところより、行けなかった姫路城を調べ始めて、お城のとりこになりました。