「日本文化の入り口マガジン」というキャッチコピーに、かなり尖った見出し。短い文章が好まれる時代に「2000文字以上書いてほしい」と編集長が指示し、時には10000文字を超えるコラムが掲載されることもある。
高尚で近寄りがたい日本文化のイメージを、颯爽と親しみやすいものへと変えてしまうウェブメディアがある。「和樂web」だ。
「和樂web」は小学館が刊行する隔月誌『和樂』のウェブメディアとして誕生したが、その雰囲気は一線を画す。良い意味でくだけていて、日本文化のパブリックイメージである「高尚さ」を微塵も感じさせない。
「会議中にアソコを丸出し!『今昔物語集』に残る、平安貴族のお下品ないたずら」
「拙者、太閤様の夢を見た…。加藤清正の夢占い。その深層心理を勝手に徹底分析」
このスタイルは、雑誌を元にできたウェブメディアの中で極めて異端と言える。
さらに、メインサイト(母体)を持ちつつ、そこだけにリソースや情報をフォーカスさせない。
「note」にはメインサイトと遜色ない記事をアップしたり、自分たちの手の内をさらけ出すかのごとく編集方針やノウハウを披露したりし、17000人以上のフォロワーを持つ。
SNSもさまざまなプラットフォームに乗り出し、zoomでは「スナック」風のオンラインイベントを毎週開催。