「ウチの本を読んだガキが本屋になるって。びっくりが、しゃっくりすりゃぁ」……
鱗の旦那こと鱗形屋(片岡愛之助)の涙ながらでのセリフ、ぐっと胸が詰まるような場面でした。
今回の大河「べらぼう」19話「鱗の置き土産」では、さまざまな確執を乗り越え、鱗の旦那が今までの行いを蔦重(横浜流星)に謝罪。もともとは“本を心底愛する者同士”だった二人の間に、ようやく穏やかで暖かい会話が戻ってきました。
大河『べらぼう』鬼すぎた誰袖w 春町が史実で予想した江戸を紹介、ほか…5月18日放送の振り返り&解説「鱗の置き土産」の題名のように、去っていく鱗の旦那が残したのは、今後蔦重の出版ビジネスの大きな支えとなる“夢”の詰まった大きな置き土産でした。
敵対関係にあった鱗の旦那が蔦重にバトンを渡した“夢”、再会した蔦重と歌麿の“夢”、彼らをささえる人々の“夢”、蘇る去って行った人の“夢”……
常にこのドラマのテーマとして流れている“夢”を振り返りつつ、新章に入り動き出した“夢”を史実とともに考察していきたいと思います。