『べらぼう』憔悴の誰袖に笑顔が戻るも…今後訪れるさらなる悲運は史実を基にどう描かれる?【後編】

| Japaaan
『べらぼう』憔悴の誰袖に笑顔が戻るも…今後訪れるさらなる悲運は史実を基にどう描かれる?【後編】

刀を持たない町人である蔦屋重三郎(横浜流星)が考えた、田沼意知刃傷事件の「敵討」の方法は、お江戸のメディア王として、身分に関係なく誰もが読める「出版」で大ヒット本を生み出すこと。

そして、意知(宮沢氷魚)亡き後、笑顔を失った誰袖(福原遥)が笑うほど「腹がよじれるほど面白い黄表紙」を作ることになりました。

もちろん誰袖を笑わせるだけではなく、「斬られたほうが悪者にされ斬った佐野が大明神して崇め祭り上げられる」そのような間違った風潮を大ヒット本の話題で消そうとしたのです。

本が爆発的にヒットして話題になれば、いつか刃傷事件を裏で意図を引いている黒幕にも届くはず。そいつに「俺は、お前の陰謀を知っているぞ。俺の本の話題で佐野大明神の盛り上がりを消してやった」と知らしめたい、そんな思いもあったのではないでしょうか。

知恵を絞って出来上がった『江戸生艶気樺焼(えどうまれうわきのかばやき)』は、実際に意知の死の翌年天明5年(1785)に版元は耕書堂で発刊されました。その後3度も再版され、北尾政演(山東京伝/古川雄大)は戯作者として有名になったそうです。

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