【美濃加茂市ポスター騒動】地元民の努力を否定する"総会屋的手口"の是非を問う (2/5ページ)

東京ブレイキングニュース

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 さて、この騒動で残念に思ったのは、「さすがにエロ過ぎでは?」「何もよりによってあんな絵柄にしなくても」といったゾーニング問題として批判する声の他に、観光PRでアニメとコラボした事そのものを否定し、さらに酷いものになると、美濃加茂市自体を侮辱する声まで挙がったことだ。

 また今回のポスター撤去の報を受け、それまで美濃加茂市を庇う立場だった人間からも「なぜ退いた」「見損なった」といった声が挙がり、個人的には何よりそちらの方にショックを受けてしまった。

 現在、地方の市町村は厳しい状況に置かれており、どこも必死に知恵を絞って努力を続けている。のうりんとのコラボは、そうした地元民の努力やアイデアが形になって始まり、また継続されて来たものである。そのような試みを否定・非難するのであれば、より効果的なPR方法を提示するのが筋だろう。それを代案を提示する事もなく、上から目線で「もっとキレイな手段があるだろう、それが何かはお前達が探せ」などと非難するとは、誰にそんな権利があるというのか。末端の人々の生活も考えず、自らの嗜好・嫌悪感・政治的主張を優先するなどあってはならない事だ。

 しかし、ポスター撤去の際に美濃加茂市を非難した人々も、また同類と言うよりない。こうした騒動が起きた場合に、最も割を食うのは観光協会の担当者であったり、コラボに協力したお店の店員などである。ネット上で「負けずに頑張ってください」といくら声を挙げたところで、実作業にあたる人間にとっては何の応援にもならない。「ではアナタは美濃加茂市に赴いて電話番を代わるなどする覚悟があったのか」と言いたい。そこまで腹を括れた人間がいるならば、残念がるのも無理はないと思うが、そうでないなら観光協会の対応を口汚く罵るのは無責任が過ぎる。

 ただし、エロ表現とゾーニングの問題については迂闊に突っぱねてはいけない。エロ業界に籍を置いていた人間として、そこでヘタを打つと一気に法制化へ向かいかねないので、そうした意見にだけはなるべく耳を傾けるべきだと忠告させていただく。 自主規制や自粛でどうにかなるだけ、まだ状況はマシだと考えるよりないのだ。

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