ボイルドエッグズ新人賞受賞! 大注目の現役大学生作家・小嶋陽太郎さん「小説家になるしかなかった」 (4/5ページ)
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恐れています。
――これからどんな小説を書きたいと思われますか?
小嶋さん まず現在『朝日中高生新聞』で『銀杏の木の下で』を、『別冊文藝春秋』という電子雑誌で『こちら文学少女になります』を連載しています。『銀杏の木の下で』は中学生の冒険で『ズッコケ三人組』のような話、『こちら文学少女になります』は漫画雑誌の新人女性編集者を主人公にした話です。
「これから先どんな小説を書きたいか」と言われたら……いろいろ書けたらいいなと思っています。「この人だったらこれだよね」と限定されない感じで書いていければいいですね。「確かに小嶋陽太郎が書いているのは分かるけど、毎回違う色があるな」と思ってもらえる、そういうふうになれたら、と思います。
――小嶋さんのように小説家になりたいと思う大学生はたくさんいると思うのですが、そういった人へ何かアドバイスはありますか。
小嶋さん 僕自身、いまのところ自分のことを「運よく何冊か本が出せたやつ」くらいにしか思っていないので偉そうなことは言えないんですが、ひとつだけ言えるとすれば、書いて応募することでしょうか。
当たり前なんですが。でも、「なりたいと思っているけど行動しない人」はたくさんいると思うので。作家になりたいのであれば、なりたいなと思ったり、誰かに「いま書いてるんだよ~」とか言ったりしている時間を書くことに充てて、小説を完成させることかなと思います。タイプによると思いますが、基本的には黙々とやったほうがいいんじゃないかなと。
――なるほど。
小嶋さん これも大学生の皆さんにアドバイスというより、自分に言い聞かせたいことですが、「自分の頭で考えて自分の言葉で話すこと」が重要だと思っています。他人(ひと)の考えを自分の考えのようにしゃべらない、というか。
そのときどきの環境や周囲の人間に影響を受けるのは悪いことじゃないと思うんですが、自分が見えなくならないようにしないとな、と。どこかで聞いた自分に都合のいい言葉を、自分の言葉としてしゃべることはしないように気をつけています。
具体的なことを言うと、たとえば就活をしないという選択をしたことに関して、「震災が起きて世の中が不安定だから、正社員であることに価値はない。