火星に入植するうえで鍵となる10種の先端技術は何か? (5/10ページ)

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宇宙飛行士を6ヶ月無事に滞在させるだけでも大変なのだから。
 
 そこでSEPを使用して前もって補給物資や機材を火星まで運搬しておき、後から従来の化学的推進システムで速やかに宇宙飛行士を火星に到達させる手法も提案されている。

6.機器の着陸

出典: karapaia

 人間と機材を火星へ運ぶ宇宙船があったとしても、まだ厄介な問題がある。これを安全に着陸させる技術がないのだ。人類は月面への着陸を成功させているが、ここには基本的に大気がない。そして地球へも簡単に着陸できるが、ここでは火星よりも分厚い大気がある。火星では大気が薄いことから、軽量な無人探査機の着陸ですら容易ではないのだ。現在のところ、有人飛行が可能なほど大きい宇宙船を安全に着陸させる技術はない。

 NASAが検討しているのは、巨大な超音波パラシュートとドーナツ型のエアブレーキの併用だ。2015年の実験では、パラシュートが膨らんだ後に裂けてしまい、失敗に終わった。だが実験からは貴重なデータが得られており、さらに改良が進むことだろう。有人飛行までまだまだ時間はある。

 また火星への入植を目指すオランダの非営利団体マーズワンでは、パラシュートを使用せず、ロケットだけで宇宙船の降下速度を制御しようとしている。前例のないこのアイデアには、無謀との呼び声もある。

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