『シビル・ウォー』公開目前 副社長に聞いた、マーベルが日本の漫画を参考にしている点とは? (6/10ページ)

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C.B. 映画のもとになったコミックス『シビル・ウォー』では、スーパーヒーローを登録制にして、責任を問わせようとするスーパーヒューマン登録法というひとつの法案を巡って、2つのサイドに別れて戦うことになるんです。

一見すると反逆児なアイアンマン=トニー・スタークが反体制に回って、キャプテンことスティーブ・ロジャースは兵士として国のために戦ってきたからこそ体制側につくだろうと思いきや、全く逆の立場で戦うという部分が魅力の一つなんですよ。



原作のコミックスでもそうなんだけど、タイトルの通り、キャプテンが主要な役割を果たします。中でも見どころは、これまでみたことがないようなキャプテンの意外な側面が浮かび上がってくるところ。

今回は本当に人間ドラマが中心にあって、スーパーヒーローであることよりも、人間としての側面、人間としての深層心理がより深く掘り下げて描かれます

みんなが今まで先入観を抱いていたかもしれないけど、それを覆す行動を思わぬキャラクターが取ったり、原作を知ってる人でも、知らない人でも、映画を今まで観ていなくても楽しめる内容になってます。

キャプテン・アメリカチームとアイアンマンチームと別れて対立することになるんですけど、それぞれの皆さんのお気に入りのキャラクターがどちらのチームを選択するのか? それも楽しみの一つだと思います。

時代とシンクロする『シビル・ウォー』
──前作『キャプテン・アメリカ/ウィンター・ソルジャー』も、正義の組織S.H.I.E.L.D.の中に悪の組織ハイドラが隠れているというポリティックスリラーな大仕掛けと共に、バッキー(ウィンター・ソルジャー)とキャプテンの友情を軸に人間性を掘り下げていく作風だったと思うんです。

そこで、最新作の題材がなぜ、ヒーローが2極化して争う「シビル・ウォー」なのか? そこにとても興味があります。

C.B. 映画についてはマーベルスタジオの社長であるケヴィン・ファイギが決定権を持っているので、彼が何を考えているのかまでは僕にもわからない。
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