解剖学がなかった時代、昔の人が人体に住んでいると考えていた10の奇妙なモノ (6/9ページ)

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7. 胸中の蛇

出典: karapaia

ガードナー博士による体内動物駆除サービスの広告。イングランド、リーズのIntelligencer紙、1801年7月20日

 「胸中の蛇」という言葉は、ナサニエル・ホーソーンが1843年の短編のタイトルに使って有名になった。これは自分の胸の中に一匹の蛇が棲んでいると信じ込んでいる男の話だ。ヘビ、トカゲ、昆虫など様々な生物が自分の体内をうごめいているという考えは、ホーソーンよりずっと以前から、世界中にあった。

 1910年、民俗学者のトーマス・ジョンソン・ウェストロップは、アイルランドのクレア県クロンララで聞いた、寝ている男の喉を足の生えた虫が這いまわっているという話を記録している。次第に男の食欲が異常なほど増したため、無理やり賢者に診てもらうことになった。賢者は男に、2日間なにも飲まず、食べ物はベーコンだけにするように言った。

 そして、男を近くの小川に連れていって、口を開けさせた。その前にベーコンの切れ端をさらすと、足の生えた虫が男の口から飛び出してきてベーコンに飛びついた。賢者がそのベーコンを水の中に投げ込むと、男は回復したという。

 万能薬の発明者ドクター・ガードナーなる人物が、イングランドのリーズにやってきて、1801年7月20日付のIntelligencer紙に、彼の薬は寄生虫を含む、どんな病気でも治すことができるという広告を出した。

 特に目新しいものはなかったが、彼は訪ねてきた者に、患者から駆除したという非現実的な生き物を見せることを約束している。

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