解剖学がなかった時代、昔の人が人体に住んでいると考えていた10の奇妙なモノ (1/9ページ)

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解剖学がなかった時代、昔の人が人体に住んでいると考えていた10の奇妙なモノ

 ヒトのゲノムの全塩基配列を解析するヒトゲノム計画は2003年に完了し、今その解明に全力が注がれているが、人体についての不思議と謎はまだ多く残されている。  科学で身近ではなかった時代、解剖学的な知識を持ち合わせていなかった昔の人は奇妙で、おぞましくものが体の中に住んでいると考えていたようだ。 記事提供:カラパイア

1. 3つの魂

出典: karapaia

 人間の体には3つの魂が宿るということは、ギリシャの哲学者や医師によって広く受け入れられていた。プラトンは『ティマイオス』の中で、頭の中に不死の魂、横隔膜によって隔てられた箇所にいずれは死ぬ運命の魂がふたつ、全部で3つの魂があるとしている。

 横隔膜の上のほうは、欲望に逆らう思慮分別を支える怒りの魂、下のほうは、欲望に忠実な本能的な魂だという。横隔膜は、貪欲な第一の衝動が不死の魂に悪影響を与えるのを防ぐバリアになっているという解釈なのだ。

 ペルガモンの剣闘士向けの医師クラウディウス・ガレノス(130~199年)は、傷の治療をたくさん行った。しかし、彼はおもにサルなど動物の解剖しかしたことがなかったので、人間の体内には魂のためのさまざまな種類のスペースがあると思っていた。プラトンの足跡を継いで、ガレノスは3つの解剖学的魂を次のように定めた。頭にある理知、心にある気概、肝臓にある欲望だ。たとえエーテルのようであっても、これらの魂は実態のある有形なものからできているとした。

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