芸術的な作品が多数! おすすめのフランス映画10選 (2/7ページ)

学生の窓口

一流のタイピストを目指して奮闘する、ヒロインの成長を追ったお仕事映画です。厳しさの中に優しさも秘めた、鬼上司との恋も絡んでくるロマンチック・コメディーでもあります。ビジネスを描いても愛も忘れない、フランスらしいキュートさが詰まった作品です。ファッションだけでなく、ピンクのタイプライターやインテリアなど、ガジェットも魅力的。 雑貨屋の娘ローズは、田舎の嫁におさまるのが嫌で都会に出て働こうとします。オフィスワークに不向きなローズの唯一の武器は、早打ちタイピング。上司のルイからは、秘書として仕事を続ける条件として、タイプライター早打ち大会への出場を命じられます。

挫折を経験しながらも大会を勝ち抜いていくローズ。成功への階段を登りながらも揺れ動くヒロインの心の動きは、仕事だけの人生でいいのか悩む女性の共感を誘います。ハードワークを続ける上で必要な、モチベーションについても考えさせる内容になっています。

監督:レジス・ロワンサル
脚本:レジス・ロワンサル、ダニエル・プレスリー、ロマン・コンパン
制作:ギョーム・シフマン
音楽:ロブ、エマニュエル・ロブランド
出演者:ロマン・デュリス、デボラ・フランソワ、ベレニス・ベジョ

■豪華女優陣の競演が華やかで恐ろしい「8人の女たち」で、女の怖さを知る

雪に閉ざされたクリスマス前の大邸宅で起こった密室殺人事件。殺されたのは屋敷の主人マルセル。残されたのは、妻・娘・妹・義母に義妹そしてメイドといった年齢も立場も異なる8人の女たち。カトリーヌ・ドヌーブにエマニュエル・ベアール、イザベル・ユペールにファニー・アルダンと、フランスを代表する人気女優が8人の女を演じます。豪華キャストで送る、ミュージカル仕立ての群像劇。

次々と暴かれる家族の秘密から、目が離せません。犯人探しは一家の秘密を暴くこと。主の死をきっかけに虚飾が剥がれ落ち、露わになっていくそれぞれの女の本音が面白さ満点です。8人のキャストそれぞれにここぞという見せ場が用意され、誰にも言えなかった秘密をぶちまけていきます。ドロ沼の愛憎劇なのに軽妙で洒脱なのは、歌って踊ってのミュージカル仕立てのおかげ。時には笑いも誘います。

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