向上心ある大学生へ捧ぐ! 先輩に聞いた、大学編入試験に合格するためのアドバイス【学生記者】 (5/6ページ)

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編入をしてみてひとつ思ったことは、みんな他の人が「いい」と言っていることに合わせて頭が凝り固まっているんじゃないかな? 一回外に出てみたらそんなに横並びがいいとは思わなくなった。価値観が変わりましたね。どこで人生が変わるかなんて自分次第だから、全てにおいて自分を信じて全力で挑もうという教訓になりました。これから先もなんとかなるだろうという自信がついたこともよかったです。

詰め込みの受験勉強ではなく、能動的な大学の勉強の方が楽しいです。興味がある専門分野や将来に直結する勉強をすることは、苦しさよりも楽しさ、充実感の方が上回るのかもしれませんね。まさに、嬉しい悲鳴が聞こえてきそうです。自分の力で道を切り開く、なんて本当に真正面から取り組んだ人しか言えないセリフです。

薫:本当にお疲れさまでした。不躾な質問に、貴重な経験を交えて答えてくださってありがとうございます。最後に、もやもやしている新入生や編入を目指す人に向けてアドバイスをお願いします。

—————いえいえ(笑)。どうして編入しようと思ったか、なぜ勉強したいのか、学校を変えるというリスクを背負ってまで何をしたいのか、自分自身とその先の社会に徹底的に向き合う必要があります。編入に成功したら理想の学歴が手に入れられるという利点はありますが、それがゴールではなく、ただの始まりです。進学先の新しい環境に慣れることも大変ですし、三年次編入の場合すぐにまた進学か就職か選択を迫られ、目が回るほど忙しいです。

もやもやしている大学生に向けては、そんなに焦らなくても大丈夫、まず日々の生活を楽しむことが大事だよとアドバイスしたいです。社会の色んなことに目を向けて、好奇心を大切にして、ゆっくり自分と向き合ってください。遊ぶことも大切! 劣等感が原動力になることもあるけれど、負の感情に流されずに今を楽しむことをおすすめめします。友達は大切にしてね。

あとは、学歴だけで志望校を選ぶと後悔します。大学名に釣られるより、中身を見定めることが大事です。やりたかった勉強ができなかったら進学した先で自分を見失うことにつながるし、何より張り合いがない。

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