“長生き”を実現するクルマ社会を目指して (1/5ページ)

FUTURUS

“長生き”を実現するクルマ社会を目指して

ポルシェ911ターボより速い!とセンセーショナルな話題をふりまいた電気自動車“Eliica”の登場から12年。

日本の電気自動車開発の草分け的存在である清水浩氏は、現在も究極の電気自動車を追い求め続けている。

全4回にてお伝えする電気自動車の現在と未来のカタチ。

最終回は、清水浩氏が電気自動車の開発に生涯を捧げるに至った経緯と人生観について語ってもらった。


■ 科学者・清水浩を生み出した、クルマのある“原風景”

――そもそも、科学者になろうと思ったのはどうしてですか?

私は、子どもの頃からクルマが大好きでした。“クルマ”という存在そのものが好きで、そして、クルマのある風景が好きだったんですね。いつもクルマを眺めているような子どもで、種類に関係なく「タイヤが付いていて、陸上走るもの」だったら、何でもよかった(笑)。

特に好きなクルマは、シボレー・インパラで、小学校6年のときに地元・仙台で初めて見て「ひぇ~、すげえ」と思いました。

そして、ずっと自動車を開発したいと考えていて、東北大学工学部に入学しました。

――大学では、自動車とは直接関係のなさそうな、応用物理を専攻されています。

自分の専攻を決める1966年頃、ちょうど自動車に関係する二つの大きな社会問題がありました。排気ガスによる公害と、交通事故の多発です。

そこで「本当に自動車の道を進んでいいのか」と悩んだ結果、まずは基礎勉強をしようと考えて選んだのが応用物理学で、当時最先端だったレーザーの研究でした。その延長で、大学院修了後に国立環境研究所(旧国立公害研究所)に入所して、大気汚染を測定するレーザーレーダーの開発を行っていました。

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