寝ても寝ても眠いときは要注意!考えられる疾患を知っておこう (4/5ページ)
うつ病は精神的ストレス・身体的ストレスが重なることで、脳に機能障害が起きている状態です。
そのため睡眠にかかわるホルモンがうまく分泌されずうまく寝付けない、寝てもすぐ起きてしまう、起きても頭すっきりしない、ということもしばしば。
しかしながらうつ病の種類によっては、逆に寝すぎてしまう、いくら寝ても寝たりないという仮眠の症状が出てしまう場合もあるのです。
「非定型うつ病」と呼ばれ、ここ最近増えている病気です。嫌なことがあるとすぐに落ち込んでしまう反面、楽しいことをしている時は非常に気分がいい、という非常に極端な状態になってしまうのが特徴。
従来のうつ病が何をするにも無気力になってしまうのに、この非定型うつ病は正反対ですよね。従来のうつ病は、ストレスなどによって「セロトニン」というホルモンの分泌量が減ってしまうことから発生します。
セロトニンは「ドーパミン」「ノルアドレナリン」と並ぶ3大神経伝達物質と呼ばれており、その特徴は以下の通り。
ドーパミン
ドーパミンは気分が強く高揚した時に分泌されたホルモンです。何か新しいことにチャレンジする時、ドキドキワクワクとするようなあの感情はドーパミンからもたらされます。
ノルアドレナリン
ノルアドレナリンはドーパミンとは逆に「不安」や「恐怖」を感じた時に分泌されたホルモンです。不安によって胸がキュッと締め付けられ、息もできなくなってしまうようなあの感覚は、ノルアドレナリンからもたらされます。
セロトニン
そしてセロトニンはこの2つの分泌をコントロールする働きがあります。
ところが精神的ストレスでセロトニンの分泌が減ってしまうと、ドーパミンとノルアドレナリンのバランスが崩れてしまい、心の状態も不安定に。そして次第にうつ病になってしまうのです。
というのが、従来のうつ病の原因です。では過眠の原因となる非定型うつ病でも、やっぱりこのセロトニンの分泌が減ってしまい、バランスが崩れて起こっているのでしょうか。といわれると、実はそうではありません。