スイスで再導入された幻のヤマネコ、「ヨーロッパオオヤマネコ」の野生の姿をとらえた写真と生態系に関する話 (1/10ページ)
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幻の捕食者がヨーロッパの山に帰ってきた。それは自然のバランスを元に戻すのに役立っている。フランスの野生動物写真家ローラン・ゲスリン氏が、滅危惧種であるヨーロッパオオヤマネコの鮮明な姿を写真にとらえた。
・幻のヨーロッパオオヤマネコを求めて、スイスの山にこもる
ローラン・ゲスリン氏は、2011年1月に初めて野生のヨーロッパオオヤマネコの姿を見つけて以来、その虜となっている。めったに見ることのできないオオヤマネコの姿をとらえるため、ゲスリン氏はこの半年、スイスのジュラ山脈の中で過ごした。彼らはシャイだが、好奇心も強いと確信している。ひたすら静かにして見守るだけだ。
ヨーロッパオオヤマネコの体毛はグレイブラウンのまだら模様なので、岩や葉陰の背景に完全にまぎれて見えなくなってしまい、一見しただけではわからない。
しかし、今回は細心の注意を払った。そして、陽の光が消えていく最後の瞬間に、目の錯覚を起こさせるような抽象的な背景から、くっきり浮かび上がった幻のヤマネコの姿をついに双眼鏡でとらえたのだ。
「彼は25メートル離れたところにいた。じっと座ったまま、静かにこちらをじっと見つめていたんだ」ゲスリンは興奮を隠しきれないように言った。