吐くことが怖い“嘔吐恐怖症” 発症しやすい場面と克服方法を教えて! (1/6ページ)
世の中には様々な恐怖症が存在しますが、その恐怖の対象が
吐き気、嘔吐に対する症状もあることをご存知ですか?
通称「嘔吐恐怖症」と呼ばれる恐怖症ですが、なぜ嘔吐することに恐怖を感じてしまうのでしょうか?
今回は嘔吐恐怖症の概要や、原因、治療方法、
パニック障害との関連性などを精神科医のひなこ先生に解説していただきました。
嘔吐恐怖症とは
自分が嘔吐したり、自分以外の人が嘔吐することに関して、非常に強い、過剰なまでの恐怖を感じてしまうものを言います。
閉所恐怖症、高所恐怖症など様々な「恐怖症」が知られていますが、嘔吐恐怖症もそういったものの一つと考えられています。
嘔吐恐怖症の原因
人前で嘔吐してしまった、目の前で嘔吐されて吐物が自分にかかったといった、嘔吐にまつわる何らかの体験が嘔吐恐怖症の発症のきっかけになる場合もあります。
性格傾向
几帳面であったり、完璧主義、不安がもともと強い、といった性格の方に比較的発症しやすいと考えられています。
原因不明のもの
特にきっかけなく、いきなり発症してしまう症例もあり、原因がはっきりしない場合も多くあります。