泡石鹸と液体石鹸はどっちが効果的?種類別の特徴を医師が徹底分析! (3/7ページ)
また、表皮ブドウ球菌は皮膚に常在しており、病原性に関しては黄色ブドウ球菌より弱く毒素も作りません。
病原性があまり問題とならなかったのですが、医学の急速な進歩に伴って細菌やウイルスに感染しやすくなってしまっている易感染患者が急増しており、患者にとっては、表皮ブドウ球菌は大きな問題となります。
黄色ブドウ球菌
人体の皮膚表面や毛孔に存在し、特に鼻腔内に多く存在する常在菌です。
黄色ブドウ球菌は毒性が高く、病気を引き起こす危険性が健常者に対してもあるといった特徴があり、創傷部から体内に侵入した場合などに発症する危険性があります。
感染力は強いですが、菌が少なければ通常毒性は弱いです。
アクネ菌
ブドウ球菌と同じように一番多く皮膚に存在する皮膚常在菌です。
アクネ菌は皮脂を栄養にしていて、増殖し過ぎると ニキビの原因となってしまいますが、手には毛穴とその内部に存在する皮脂を分泌する皮脂腺自体が少ないので、手には少ない常在菌といえるでしょう。
手の菌によって懸念される疾患リスク

基本的には、手の菌によって生じる疾患は、黄色ブドウ球菌によるものと考えてよいでしょう。
主なものは以下の通りです。
表皮感染症
手における外傷部分から黄色ブドウ球菌による感染が起きると、 伝染性膿痂疹(とびひ)、 蜂巣炎など、表皮限局性の化膿性疾患の原因になります。