泡石鹸と液体石鹸はどっちが効果的?種類別の特徴を医師が徹底分析! (2/7ページ)
■ドイツの考察
ドイツのエルンスト大学の手指衛生専門家、ギュンター・カンプ博士は、 以下のように述べています。
「研究が小規模で方法が厳格ではなかったため、結果をよりはっきりさせるためにはさらに厳密な研究が必要である。」
「家庭では、手洗いが洗浄の主な目的であるため、泡石鹸であれ液体石鹸であれどちらの使用も変わりがない。」
■ 研究の見解
オズレム・イクイルス博士の実験は疫学的実験としては規模が小さいようなので、得られるデータも信頼性が低いを言わざるを得ません。
実験結果の考察に対しても1回分の石鹸としての量の比較や、少なくとも泡石鹸における泡立ちを良くするために含まれている起泡剤や泡保持剤の影響についても検証が無ければ意味がありません。
したがって、実験からは少なくとも家庭での手の洗浄という点においては、泡石鹸使用と液体石鹸の使用に優劣を述べることは難しいでしょう。
《参照》
・ ロイター 手に存在する3つの皮膚常在菌

手の皮膚にはいつも住みついている皮膚常在菌が存在しており、基本的には手の皮膚上の皮脂や汗をエサに生息しています。
主に以下の3種が皮膚常在菌として存在しています。
表皮ブドウ球菌
ブドウ球菌は、コアグラーゼ陽性である黄色ブドウ球菌と、コアグラーゼ陰性ブドウ球菌とに大きく分けられます。
コアグラーゼとは黄色ブドウ球菌の菌体の外で作られる酵素の1つであり、血漿凝固作用を有するもので、十数種あるコアグラーゼ陰性ブドウ球菌のうち代表的なものが表皮ブドウ球菌です。