タイムトラベラー。自ら時間を旅したと主張した15人の人々 (5/10ページ)

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・8. 空襲に遭遇した男たち

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 1932年、新聞記者のベルナルド・ハットンとカメラマンのヨアキム・ブラントは、ドイツ、ハンブルク造船所の取材を行なっていた。

 インタビューを行い、数枚の写真も撮り終えたので帰る準備をしていたそのとき、空から飛行機の音が聞こえてきた。見上げると、戦闘機が空を埋め尽くしており、すぐに爆撃が開始された。

 2人はあわてて屋内に避難して、警備員に手伝えることはないかと訊いた。するとすぐに帰るよう言われたため、その通りにした。

 しかしその道すがら違和感を拭い去ることができなかった。空襲の最中、空は真っ暗だった。今は綺麗に晴れている。車を停め、造船所の方を振り返って驚いた。壊れた建物はおろか、煙すらなかったからだ。

 事務所に戻って、写真のフィルムを現像して見ると、そこに空襲の証拠はなかった。1943年、ハットンはロンドンに移り住んだ。同年、新聞でイギリス空軍がハンブルク造船所の空襲に成功したことを知った。


・7. ビンテージカーの女

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 1988年の『ストレンジ』誌の記事によると、L・Cと名乗る男とその仕事仲間のチャーリーという男が昼食を終え、車に乗ろうとしていた。1969年のことだ。

 167号線を北上していたとき、車はほとんど走っていなかったが、前方にゆっくりと走る車が1台見えてきた。追いつくと、かなり昔の車だが、ほとんど新品のような状態であることが分かった。ナンバープレートには1940とある。

 運転手はやはり昔風の服を着た若い女で、となりに子供を乗せていた。
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