ルノー=日産アライアンスが世界販売台数で初の首位を獲得。これまでの名車を振り返る (4/8ページ)

イキなクルマで

「最高の地位に立つ者」というその名にふさわしく、4リッターV8と3リッター直6のエンジンが用意され、車体サイズも当時の国産車の枠を超えるクルマでした。初代はボディの基本構造をほぼ変えることなく、フェイスリフトやエンジンの変更などを行いながら1990年まで生産が続けられました。1990年には、インフィニティ・Q45をベースにしてモデルチェンジ。その後2003年にはシーマをベースに変更され、2010年まで生産されました。

■走り好きな若者に愛されたシルビア/ガゼール/180SX

日産を代表する小型スポーツが、シルビア/ガゼール/180SXです。1964年の東京モーターショーに出展された「ダットサン・クーペ1500」を元に、翌年日産はシルビアとして発売。価格が高かったこともあり商業的には成功せず、わずか554台で生産を終了します。ガゼールはシルビアの販売店対策車として1979年に登場、1982年には名機FJ20搭載車が追加されます。180SXは1989年に登場、5代目シルビアとは兄弟車となります。小型軽量ボディに、1980年代当時としては希少なFR車であったことから若者の間で火が付き、中古車市場でも未だ高い人気を誇っています。もっとも復活が期待されるクルマの1台です。

■世界が愛するベーシック、マーチ

老若男女に愛される日産車といえば、マーチの右に出るクルマはないでしょう。トヨタ・スターレットやダイハツ・シャレードの市場での成功を受け、日産が1981年の東京モーターショーに出展したのが「NX-018」です。翌1982年、このコンセプトカーは「マーチ」という名で市販化されます。ジョルジェット・ジウジアーロによりデザインされた端正なフォルムは多くの人のハートを掴み、一躍人気車種となりました。そして1992年に登場した2代目は、コンパクトカーの本場欧州で高く評価されます。現行型は、2010年にデビューした4代目。日本向けはタイで生産され、グローバルコンパクトとして名を馳せています。

■サーキットでも活躍した日産初のFF車、チェリー

1970年、日産初のFF(前輪駆動)車として発売されたクルマがチェリーです。

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