ビタミンBが胎児の奇形や流産予防に?妊婦への今後の展望を解説【最新研究】 (2/7ページ)
しかし、このネズミに妊娠中ビタミンB3を与えた所、奇形のない健康な赤ちゃんネズミが生まれたということです。
今後の展望
体内のビタミンB3が低い妊婦を発見し、ビタミンB3を与えれば、奇形が減らせるのではないかと期待される、というのが今回の発表です。
奇形が重度であるために子宮内であっても生命を維持できない場合は流産・死産となりますので、ビタミンB3投与により流産・死産も減らすことができるのかもしれません。
注意点
■ 遺伝子異常を持たない場合
ビタミンB3が、今回発見された遺伝子異常を持たない妊婦に対して有効かは分かりません。
■ 心臓・背骨・臓器以外の奇形への効果
心臓・背骨・腎臓のすべてに関係する先天奇形についてはビタミンB3投与で予防できる可能性がありますが、それ以外の奇形についての効果は不明です。
こういった重複奇形は、臓器形成の根本的な過程で働く遺伝子の異常によって起こると思われますが、それ以外にも奇形の原因は多種多様に存在し、どの遺伝子の異常が奇形につながるかはまだまだ解明されていません。
■ ビタミンB3の摂取量・期間について
ビタミンB3を妊娠中どの程度の量・期間取ればよいかも不明であり、過剰に取り過ぎた場合に何か問題はないのかも今回の研究からは分かりません。サプリメントで摂取してよいのか、食品由来が望ましいかも不明です。