安倍政権「凍える大増税」“標的は庶民”の暴挙 (3/4ページ)
利権の継続のいい例でしょう」
つまり、森林税や国際観光旅客税も、その目的通りに使われ続けるか分からないというわけだ。「そもそも、森林税なんかは何に使うか決まっておらず、まず徴収ありきなんです。道路特定財源でムダな道路が造られたように、利権の温床となる可能性は否めません」(野党議員) そんな……。
■たばこも酒もまだまだ増税
新税と継続に加え、増税の定番とも言える“取りやすいところから取る”も健在。たばこ税はその筆頭で、「紙巻きで1本当たり3円ほど増税される見込みです。さらに、現在は税率が抑えられている加熱式も、紙巻きにかなり近い率まで増税。
たばこメーカーは、本体価格を下げて客離れに対応すると見られるので正確には分かりませんが、5年後には1箱の価格が500~600円まで上昇しそうです」(前出の政治部記者)
また、酒税も今後、第3のビールやワインを中心に増税される予定だ。
■アベノミクスの失敗が原因の一つ
これほどまでに増税が多く待ち構えているとなれば、安積氏が「年収300万円で、どうにかやりくり生活している庶民からも“取れるなら、どこからでも徴収する”というえげつなさ。こんなに増税されると、働く意欲をそがれますよね」と嘆くのもムリはない。どうして、ここまで安倍政権は増税に走るのか。その原因の一つとされるのが、アベノミクスの失敗だ。日本大学法学部教授(政治学)の岩井奉信氏が話す。「アベノミクスが、もう限界なんです。税金があるという前提で、かなりのバラマキ政策をしてきましたが、経済は停滞したままで税収が思うように上がっていないんです」
安倍晋三首相とすれば、政策失敗を補うための“元手”が欲しいが、それがなく、その補填を庶民からかき集めるしかないという構図なのだ。
●“増税大臣”麻生太郎財務相が強硬派として…
しかも、“増税大臣”とも言うべき存在の麻生太郎財務相が、消費増税においては強硬派として動き、「企業には400兆円の内部留保があるのですが、これにも税金をかけろと言っているんです。法人税と二重課税になるのでムリなんですが、いざとなったら、やるかもしれません」(前同)というほどなのだ。