アダ・ブラックジャック。北極遠征隊に加わり極寒の島に置き去りにされ唯一生き残った奇跡の女性サバイバー物語 (4/9ページ)

北極海、シベリア北部にあるブランゲリ島image credit:Wikimedia
・息子の為、怪しげな遠征隊に参加することを決意するアダ
アダ自身は、4人の男たちとの探検に乗り出すことにかなりの懸念を抱いていた。当初、アダはパーティには多くのアラスカ原住民が雇われており、彼女はそのひとりにすぎないと言われていたからだ。
しかし、アダがノームでやっていたような裁縫や家事の雑用だけでは、ベネットを家に連れ戻すのに十分なお金はもらえそうになかった。
ところが、ヴランゲリ島の遠征で約束された月給は50ドル(当時)。これはアダにとって、聞いたこともない法外な金額だった。だから、ほかの雇われエスキモーが手を引いたあとでも、アダはこの仕事を引き受けた。
1921年9月9日、クロフォード、ナイト、マウラー、ガル、そしてネコのヴィクトリアと共にシルバー・ウェイブ号に、乗り込んだ。