アダ・ブラックジャック。北極遠征隊に加わり極寒の島に置き去りにされ唯一生き残った奇跡の女性サバイバー物語 (5/9ページ)

ヴランゲリ島の探検隊メンバーと一緒にカメラにおさまるアダ・ブラックジャックimage credit:Internet Archive/ Public Domain
・迎えに来るはずの船が流氷に阻まれ島に取り残される
ヴランゲリ島での最初の1年間は、ステファンソンの約束どおりの生活を送ることができた。ところが、夏が終わって、それまでは豊富だった獲物が姿を消すと、流氷が押し寄せてきて船が来るどころではなくなった。
パーティの誰も知らなかったが、彼らを迎えに来るはずの船「テディ・ベア」は分厚い流氷に阻まれて前進できなくなり、引き返さざるを得なくなった。
天候が変わったとき、遠征隊は彼らの不十分な蓄えではあと1年しかもたないという現実に直面することになった。

晩秋のヴランゲリ島のキャンプ。『ブランゲリ島の冒険』よりimage credit: INTERNET ARCHIVE/ PUBLIC DOMAIN
・病に倒れたメンバー、助けを呼びに行ったメンバーは全員帰らぬ人に
1923年始めには、状況はさらに深刻なことになった。