「aoihr」アベシュンスケにインタビュー: 初音源「僕と春」の根源とこれからの音楽活動 (4/6ページ)

学生の窓口



全て一人で作り上げた「僕と春」、その根底にあるもの


―今回、初音源となる「僕と春」がリリースとなりましたが、現在の率直なお気持ちをお聞かせください。

ライブなどを積極的に行っていないにも関わらず、さまざまな人たちに注目してもらえてうれしい限りです。今作「僕と春」は、今までの自分の人生を追憶しながら制作したアルバムであるため、自分の人生へのフィードバックを見るような気持ちで全ての反響を見ています。こうしてインタビューを受けさせて頂いているのも本当に光栄です。

―先ほど作詞作曲、演奏や録音、映像作成など全てお一人で行っていると伺いましたが、これらのスキルはどこで、どのように身につけたのでしょうか。

中学2年生のころにDTM(デスクトップミュージック)を始めて、そこからはどの技術も見よう見まねの独学で習得していきました。中高生の頃はボカロPのゆよゆっぺ氏、164氏などの制作ライブ配信をかなり参考にしていましたが、具体的に先生や導師がいるということはないですね。

―では、「僕と春」はどのような想いから作られているのでしょうか。

ここ数年のエンタメ作品やCMなどで、「青春」という言葉や概念が安売りされてることに違和感を覚えていました。制服や男女の恋愛とセットで規格化されたものではなくて、若者のもっと根底にある孤独を浮き彫りにしたいと考えていたんです。それを今回の音源のような形で表現することによって、「孤独の先にあるもの」を受け手のみなさんと一緒に探していきたいという想いがあります。そういう意味では“青い春”という言葉の意味そのものを皮肉っていて、誰かの背中を押そうとか、何かを伝えようとかは、あまり考えていないのかもしれません。

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