~子どもの「食育」に関する意識・実態レポート~ 小学校の現場で深刻化する「給食残し」問題を調査 子どもが残す給食、トップは「野菜メニュー」 (8/8ページ)
そして、この「チャレンジ」というステップを踏むことが非常に重要。こうしたスタンスは、食だけにとどまらず、その後の子どもの人格や考え方にも影響をおよぼし得ると思います。というのも、子どもは大きくなるにつれ、ひらがなが書けるようになったり、跳び箱が飛べるようになったりなど、チャレンジと成功体験を積みながらさまざまなことができるようになります。そして、1日に3回も機会がある食事は、他のことに比べて成功体験を積むチャンスがたくさんあるのです。野菜嫌いの克服という目先のことだけではなく、それを通じて、子どもが豊かで健やかで幸せな生涯をおくれるようにするのが、本当の食育だと思います。
◆苦手意識を持っているポイントの見極めとフォローが重要! 野菜ジュースを活用するという手段も
また、野菜嫌いの克服については、子どもが“美味しくない”と感じた要素がどこにあるのかを探すことも重要です。例えば、トマトが嫌いな子どもは、味そのものが嫌いというよりは、生トマトの食感が嫌いというケースが多いです。どこに苦手意識を持っているのかを見極めて、その要因となっているところをフォローしてあげることが大切だと思います。
生の野菜でうまくいかない場合は、野菜ジュースを使うのもおすすめです。野菜ジュースを飲ませたからおかずを一品減らそうという考え方はNGですが、「補助」としてはいろいろな使い方が可能です。おうちで作れば甘さが調整できますし、最近は市販の野菜ジュースも格段に飲みやすくなっています。もちろん生の野菜を食べられるようになるのが本当の克服ではありますが、「口に入れた」という実感を持たせるためのファーストステップとしては有効と言えるでしょう。
もし、野菜ジュースをそのまま飲むのも難しいようであれば、料理に使ってみるという手段もあります。煮詰めてソース風にする、トマト煮やラタトゥイユに使う、カレーやシチューの水分のかわりに使う、他のゆで野菜と一緒にミキシングしてポタージュにするなど、使い方もさまざまです。このときのポイントは、「この料理に野菜ジュースが入っていたんだよ」ときちんと子どもに教えること。子ども自身に「この料理には野菜ジュースが入っていて、自分の口に入った」ということを理解させることが、成功体験へとつながり、野菜嫌い克服への第一歩になります。
提供元:ValuePress!プレスリリース詳細へ