「みんなに幸せを」現役大学生が投げかけるオリンピックへの疑問 |「結局どうなの? 五輪ボランティア」 第1回 (3/7ページ)
そんな具合に、高校で奉仕が必修だったので、東京オリンピックでも似たようなことになるのを心配しています。
――サイトに反響があったことについてはどう感じましたか?
思ったより反響が大きかったですね。もともとは友達に見せる程度の気持ちで作って公開したものなので、予想外の反響があって「やべぇな」って思ったりもしました。
オリンピックが誰にとっても大きくて関わりが強いものだから、自分事として捉えている人が多くて今回のように盛り上がってしまったのかなと思います。
実際バズって顔も知られるようになって、大学の中でもけっこういじられるようになったり、中学の友達から連絡来たりしました。ちょっと有名になる程度ならいいですけど、大学内でだれでも知ってる存在みたいになるのは嫌だなって思います。
今回の件で、メディアのインタビューに対応したり、顔出し記事が出たりしたけど、別に有名になりたかったわけじゃないです。本当に実在する人物なのか疑問を持たれていたので、それに反発して「本当にいるんだぞ」ってアピールしたかったというところです。
――社会に対してアクションを起こせた感覚みたいなものはありますか?
そこまでの自負はないですけど。ボランティアに関するニュースは増えたのかなって思います。
――松本さんはオリンピックのボランティアそのものについてはどう感じていますか?
オリンピックのボランティアに魅力がないわけじゃないと思うんですよね。だからやりたいと思っている人はいるだろうと思っています。