「みんなに幸せを」現役大学生が投げかけるオリンピックへの疑問 |「結局どうなの? 五輪ボランティア」 第1回 (5/7ページ)

学生の窓口

「お前この日行かないの?」とかそういう側面がありますし。

あと東京オリンピックは日本の華やかな時代の終わりかなって感じています。開催に向かってみんなで盛り上がっているけど、オリンピックが終わるとそうしたムードも止まって、一気に日本が盛り下がるんじゃないかなと。

――それはなぜそう思うんですか?

終わったら絶対一回は景気が落ち込むと思うんですよ。オリンピックの前って駆け込みで道路とか競技場とかいろんなところの整備がされると思うんですけど、終わったらもうしないですよね。それで景気が落ち込んで、建てたものは放置されて整備なんて二度と行われないって考えると、華やかな時代の終わりって感じがします。 

――見出せそうな希望はありますか?

オリンピックに向かって観光は盛り上がっていますよね。海外から大勢の観光客が来ているので、これを期に多くの外国人が日本に興味を持ってくれて、そして日本を好きになってくれたらいいなって思います。

それとオリンピックを期に日本の悪い習慣が消えてくれたらいいなって思います。それは例えば今回のボランティアとか。やりがいで人を集めるって、そんな余裕のある時代じゃないと思います。そういうのがちゃんと認識されたらいいなって思います。

――余裕がないとは具体的にどんなことを指していますか?

大学に進学する人が増えていますけど、大学の学費は上がっていますし、その逆に家庭の平均年収は下がっています

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