関係者に聞く。組織委員会の求めるレガシー、そして五輪が目指す未来とは? | 「結局どうなの? 五輪ボランティア」第5回 (4/9ページ)

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しかし、1984年のロサンゼルスオリンピックから、アメリカのテレビマネーが資本として入ることになります。それで世界中に放映されるようになって、オリンピックはさらに大きくなっていきました。その流れが加速していき、スポンサーも階層化され今の形につながるわけです。

商業主義化する前からボランティアは存在していた。しかし、オリンピックが巨大化していく中で、ボランティアの存在は引き続き採用された。だからボランティアありきが前提とされてきた歴史が現実にあります。

ーー過去のオリンピックから続いてきたことだから、急には変えられない。難しい問題ですね。

もう一つはオリンピックのなかで、ボランティアムーブメントが大きくなっていったということも忘れてはいけません。特に、2000年のシドニー大会からは、自国のボランティアのみならず、外国人ボランティアの参加もはじまります。

さらに、2004アテネ大会からは、遠隔での面談を行ったボランティアも参加することになり、ボランティアにも国際色が豊かになりました。

そういう意味で、さまざまなボランティアの価値観を持つ人たちが集う大会になったわけです。そして、2012年ロンドン大会では、7万人の募集に対して24万人の応募がありました。さすがボランティア先進国といったところでしょうか。

しかし、前回のリオ大会では同様に24万人の応募があったものの、大会当日に予定のボランティアが現場に現れないなどの問題もありました。今回の東京に関しても、ボランティアの価値観が限定的なこともあり、なかなか理解が得られない部分もあります。

また、日本は日頃からボランティアに触れる習慣が多いとは限りません。また、近年では立て続けに発生した災害を支えるボランティアの活躍もあり、ボランティア=弱者救済者といったイメージが強固になりました。

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