ノリ、なあなあ、捨てぜりふ…歌舞伎から生まれた言葉たちを一挙36個紹介! (3/7ページ)
その通人たちを感嘆させる芸を見せることから、この言葉が生まれた
●御曹司=身分や地位の高い人の子どものこと
(歌舞伎)座頭を担うほどの役者の子ども。名優の子息のこと
歌川廣重画『東都名所 芝居町繁榮之圖』
●口説き=納得させようとしきりに説得したり懇願したりすること
(歌舞伎)くどくどと長く心中を吐露すること。心情を述べて嘆き悲しむ芝居の一つの型をいう
●黒幕=自分は表に出ず、他人を操り影響力を行使する人
(歌舞伎)夜の場面を表す背景幕や、死んだ設定の人物を隠しながら袖に引っ込むときに使う黒い幕。総じて、舞台の不必要な部分を隠す幕のこと
●こけら落とし=新たに建てられた劇場で初めて行われる催しのこと
(歌舞伎)「こけら」は材木を削った時に出るクズのこと。