大相撲の取り組みは自分の出番の前から始まっている!?土俵下にいる控え力士の役割とは? (1/3ページ)

Japaaan

大相撲の取り組みは自分の出番の前から始まっている!?土俵下にいる控え力士の役割とは?

控え力士って、なんのためにいるの?

大相撲を会場やTV中継で見ていると、ある光景が目に入ります。

自身の取り組みが近づいた力士が花道を通って入場し、土俵下の最も土俵から近い席(「砂かぶり席」と呼ばれています)に「控え力士」として座ります。

一見「力士が入場し、待機している様子」にしか見えないかもしれません。

しかし控え力士は、ただ座って自分の取り組みの順番が来るまで待っているわけではないのです。

控え力士の役割は「取組中の力士の介添えをすること」

実は土俵下で自分の出番を待つ控え力士には、「取組中の力士の介添えをする」という大切な役割があります。

たとえば、土俵に上がった力士に水をつけたり、相撲が長くなって勝負がつかず「水入り」となった時などに、土俵上の力士にひしゃくで水を渡すのは控え力士の役割です。

取組中に土俵上の力士のまわしが緩んでしまったときなどにも、控え力士が土俵に上がって締め直すことがあります。

また控え力士は「足を投げ出さずに組んで座っているべき」とされています。
これには「足を投げ出すのはだらしない」という見た目上の問題もありますが、取組中の力士の巨体が土俵から落ちてくることがよくあるからという理由もあります。
そんな時に足を投げ出して座っている力士がいたら、危険極まりありません。

「大相撲の取り組みは自分の出番の前から始まっている!?土俵下にいる控え力士の役割とは?」のページです。デイリーニュースオンラインは、相撲・大相撲・力士雑学カルチャーなどの最新ニュースを毎日配信しています。
ページの先頭へ戻る