あなたが知らない「絵の具職人」の1日 8時間ずっと、同じ色を見つめ続けて... (1/6ページ)

Jタウンネット

これがなめらかな絵の具に
これがなめらかな絵の具に

絵の具がどうやって作られているか、考えたことはあるだろうか。

中学卒業以来絵の具に触れていない筆者が漠然と思い描いていたのは、様々な色の液体が並々入れられた巨大なバケツがずらりと並んでいる光景だ。何か全自動で動くような機械で、同時に大量の絵の具を作っているのだろうと想像していた。

しかし、東京・銀座にある月光荘画材店が公式ツイッターに投稿した動画には、丁寧に油絵の具を練る職人の姿が映っていた。

手塩にかけて作られる月光荘の絵の具。この練り作業を何度も繰り返すことで、やがてしっとりとした輝きが出てくるのです。
絵の具作りは、作品への責任、鑑賞者への責任を負っています。それが芸術家と月光荘が交わした100年の約束です。 pic.twitter.com/T5be4EH7su
- 月光荘画材店 (@ginza_gekkoso) November 12, 2019

材料を練って、絵の具を作っていく作業のようだ。ぼろぼろとした土のようなものがローラーで練られ、鮮やかな赤色の絵の具になって職人の手元に出てきている。しかし、まだ絵の具は完成していないらしく、出てきた絵の具は再びローラーにかけられる。

絵の具を手作りする様子を見た人からはツイッターに

「絵の具作り、はじめて見た。すごい!ずっと見ていたい」
「こんな風にして作られてるのか...すごいな」
「上質なものだけだろうけど、絵の具って手作りなんだ。絵心はないけど、そんな絵の具を含ませた筆を紙に滑らせて色を見てみたいな」

など感嘆のコメントが寄せられている。


これがなめらかな絵の具に

販売される絵の具になるまでに、どれくらいの手間がかけられているのだろう。Jタウンネット編集部は月光荘画材店を取材し、絵の具作りに込める思いを聞いた。

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