最後の浮世絵師”血みまれ月岡芳年”は大奥と歌舞伎界の大事件「絵島生島事件」をこう斬った! (8/9ページ)
そして絵島は拷問されても、生島新五郎との密会については何も自白していません。
何故、夏なのか
新選東錦絵 「生島新五郎之話」画:月岡芳年(都立中央図書館特別文庫室所蔵)
『絵島生島事件』が起きたのは、正徳4年1月12日(1714年2月26日)です、春先と言ってもいいでしょう。ところがこの絵はどう見ても季節は夏です。なぜ月岡芳年は夏の設定にしたのでしょうか。
この二人は今どういう状況にあるのか考えてみると、下世話なことかもしれませんが、睦事の前なのか、後なのか。しかしよく見ると絵島の腰巻きのようなものが破れているように見えませんか?
二人は人目を避けて手に手をとり、この部屋に駆け込んだのかもしれません。