気分だけでも春を感じて。詠み継がれる日本の心「桜」がテーマの和歌おすすめ8首を紹介 (2/6ページ)

Japaaan

晶子も愛した?祇園の夜桜。

清水(きよみず)へ 祇園(ぎおん)をよぎる 桜月夜(さくらづきよ) こよひ逢ふ人 みな美しき

※『みだれ髪』より、与謝野晶子(よさの あきこ。明治十一1878年生~昭和十七1942年没)

【意訳】清水寺に参詣するため、桜の花が咲き誇る祇園の街を通り抜ける月の夜は、逢う人がみんな美しく見える(ほどウキウキしている)。

よっぽど清水寺への参詣(たぶんデート)が楽しみなのでしょう。普段は正直どうでもいい通行人ですら美しく見えるほど、美しい月と桜の夜道を出かけていく姿が偲ばれます。

どんな桜も、あなた(大伴家持)には敵(かな)わない。

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