源頼朝の遺志を受け継ぎ武士の世を実現「鎌倉殿の13人」北条義時の生涯を追う【一】 (8/8ページ)
こちらにやましい事がない以上、堂々と戦ってこそ、命運も開けましょうぞ!」
血気盛んな若武者たちの正論に気圧される時政に、トドメの政子が畳みかけます。
「父上……敵は私よりもやさしゅうございましょうよ」
「いざ、旗揚げじゃ!」頼朝の元へ馳せ参じる北条一族(イメージ)。
平清盛、何するものぞ……もちろん何の根拠もありませんが、娘にこうまで言われては引き下がれません。肚をくくった時政は一族郎党を引き連れ、頼朝の元へと駆けつけたのでした。
【続く】
※参考文献:
細川重男『頼朝の武士団 将軍・御家人たちと本拠地・鎌倉』洋泉社、2012年8月
細川重男『執権 北条氏と鎌倉幕府』講談社学術文庫、2019年10月
坂井孝一『承久の乱 真の「武者の世」を告げる大乱』中公新書、2018年12月
阿部猛『教養の日本史 鎌倉武士の世界』東京堂出版、1994年1月
石井進『鎌倉武士の実像 合戦と暮しのおきて』平凡社、2002年11月
日本の文化と「今」をつなぐ - Japaaan