加齢による認知機能低下と腸内細菌に関連性。若者の便を移植するという未来が来るかもしれない(英・伊研究) (1/4ページ)

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加齢による認知機能低下と腸内細菌に関連性。若者の便を移植するという未来が来るかもしれない(英・伊研究)
加齢による認知機能低下と腸内細菌に関連性。若者の便を移植するという未来が来るかもしれない(英・伊研究)

加齢性認知機能の低下と腸内細菌に関連性 /iStock

 年を取ると物忘れが激しくなる。それは認知機能が低下しているせいだが、かといって脳だけが原因というわけではない。実は腸内細菌を大きく関係しているという。

 ある実験で、歳をとったマウスのフンを若いマウスに移植してみると、学習能力や記憶力が低下してしまったのだそうだ。老化にともなう認知機能の衰えが、腸内細菌と関係していることを示す新たな裏付けだ。

 「このところ、”脳腸相関”という脳と腸で行われる双方向コミュニケーションが、行動や認知機能を形作るうえでのキープレイヤーとして浮上してきました」と、英イースト・アングリア大学のDavid Vauzour氏は話す。

・脳と腸の不思議な関係

 これまでも、うつ病の発症記憶力人格など、一見したところ腸とはまったく関係なさそうな事柄が、腸内細菌に左右されているという意外な事実が明らかにされてきた。

 しかし、どのような因果関係によってそうしたことが起きているのか、まだよく分かっていない。

 それでも、脳の変化が腸内細菌を変化させることは判明している。たとえば、脳卒中を起こしたマウスを観察した実験では、それによって腸内細菌の数が変化することが確認された。
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