平均寿命が120歳になったらどう生きる? テリー伊藤が田原総一朗に聞く! (3/4ページ)
田原 会社で偉くなったってしょうがないからね。そんなものは定年になったら終わりだから。
テリー 定年って、今は一般的には60歳ですよね。
田原 そう。だけど、iPS細胞でノーベル賞を受賞した京大の山中(伸弥)さんが「田原さん、あと10年ぐらいたつと、あらゆる病気が治っちゃう」と。人間、死ねなくなる。平均寿命が120歳になると。
テリー 僕なんかあと50年生きなきゃいけない。
田原 山中さんはそう言ってる。そうするとね、60で定年したあと60年間、どうするんだと。だから、日本人の今までの人生設計は、20年学んで、40年働いて、15年が年金生活。これからは、これも考え直さなきゃいけない。
テリー どうすればいんですか。アサ芸にも50代以上の読者が多いんですけど。
田原 でも僕は、生きる道がこんなにあって、チャンスが多い時代はないと思う。野村総研がオックスフォード大学の学者と共同研究をして、「AI時代になると10年20年後には日本人の仕事の49%がなくなる」と2015年に発表した。それで、みんな不安になった。
テリー そうですよね。
田原 でも、僕は不安じゃないと思う。18世紀半ばから19世紀にかけてイギリスで産業革命が起きた時も「人間の仕事は全部、機械がやるようになる」と言われて、労働者による機械ぶち壊し運動が起きた。「俺たちの仕事を機械に全部取られてたまるか」と。ところが産業革命の結果、仕事はどんどん増えた。だから僕は、AI時代は仕事は増えると思う。ただ、仕事は自分で考えなきゃいけない。
テリー 新しい仕事を。
田原 そう。考えれば、いくらでもある。だから、今年はそういうことを考えなきゃいけない。