人体からエネルギーを集め電気に変換!発電システムを内蔵したシャツが開発される (1/3ページ)

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人体からエネルギーを集め電気に変換!発電システムを内蔵したシャツが開発される
人体からエネルギーを集め電気に変換!発電システムを内蔵したシャツが開発される

credit:University of California-San Diego

 人体には無限の可能性がある。そこからエネルギーを抽出することができれば、さぞや便利に違いない。

 アメリカ・カリフォルニア大学サンディエゴ校のナノテク研究者は、人体から発する汗と腕を振ったときの動きからエネルギーを抽出して電子機器に電力を供給する「ウェアラブル・マイクログリッド(小型発電網)」を開発している。

 そのデバイスをシャツに取りつければ、発電マンの出来上がりだ。スマホのバッテリーが不足した時に自ら発電した電力で補うことが可能になる。

Wearable microgrid runs on renewable energy from the body

・腕振りの摩擦と汗から発電

 ウェアラブル・マイクログリッドは、3つのコンポーネントをごく普通のシャツに統合したものだ。

 第一のコンポーネントは、袖とウエストに装着される「摩擦ジェネレーター」だ。これは歩いたり、走ったりしたときの腕振りによって生じる摩擦から発電する。

 負電荷を持つ素材を腕に、正電荷を持つ素材を腰の部分に取り付ける。すると腕を振ったときに2つの素材が擦れ合い、電気が発生するという仕組みだ。

 第二のコンポーネントは、シャツ裏側のちょうど胸のあたりに取り付けられる「バイオ燃料電池」だ。

 バイオ燃料電池には、汗に含まれる乳酸塩と酸素分子との間で電子を交換させる酵素が使われており、人間の汗から発電することができる。

 摩擦ジェネレーターとバイオ燃料電池は、うまい具合にお互いの弱点を補っている。前者は歩き始めればすぐに発電が行われるが、体の動きを止めれば発電も直ちに止まる。

 一方、バイオ燃料電池は汗をかくまで発電できないが、運動を止めても汗は残るので、しばらく発電を続けることができる。
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