大河ドラマ「鎌倉殿の13人」佐藤浩市の熱演に期待!上総介広常の強烈なキャラクター【下】 (3/10ページ)
「ナンデウ(なんじょう)朝家(ちょうか)ノ事ヲノミ身グルシク思ゾ。タダ坂東ニカクテアランニ、誰カ引ハタラカサン」
※『愚管抄』より【意訳】どうしてそんなに朝廷に取り入ろう(近づこう)とするんだみっともない。坂東に君臨していれば、誰からもこき使われず気ままに暮らせるのに……。
かつて坂東で独立を宣言した「新皇」平将門(たいらの まさかど)に代表される如く、とかく坂東人は昔から権威(を振りかざす者)を嫌い、中央政権=朝廷に対して距離をとろうとしてきました。
もし彼らの意に背いて足元が覚束ないまま上洛を強行すれば、悲惨な最期(※)が待っていることを予感したのか、流石の頼朝公も広常らの忠告に従い、坂東の地固めに励んだということです。
(※)少し後のことになりますが、頼朝公のライバルとなった木曾義仲(きその よしなか)は緒戦の勝利に任せて上洛を強行し、京都で暴れ放題であったため、ほどなく滅ぼされてしまいました。