大河ドラマ「鎌倉殿の13人」佐藤浩市の熱演に期待!上総介広常の強烈なキャラクター【下】 (6/10ページ)

Japaaan

更に対揚の存念有るべからず」
※『吾妻鏡』より

【意訳】てめぇ、大軍を恃みに偉そうなことを言いやがるが、御殿の挙兵当初から馳せ参じ、石橋山の窮地を駆けずり這いずり切り抜けた我が忠義とは比べ物にならぬわ!後からノコノコやって来て、対等なクチを利こうとするンじゃねぇ!

「うるせぇ!てめぇらがしっかりしてねぇから、御殿が窮地に立たされたンだろうが!後だの先だの偉そうに言ってンじゃねぇよ!」

「やンのかコラ……!」

互いに刀へ手をかけたところ、御家人・佐原十郎義連(さわらの じゅうろうよしつら)の機転で事なきを得たそうですが、いやはやまったく困ったものです。

何人に対しても下馬などせぬ

……またある時、頼朝公が浜辺を馬で散歩していたところ、多くの御家人が平伏したところ、広常だけは下馬することなく会釈で通り過ぎました。

「いくら何でも無礼であろう!」

御家人の一人が咎めたところ、広常は平然として答えます。

「公私共に三代の間、未だその礼を成さず」
※『吾妻鏡』より

【意訳】祖父の代から、誰に対してであろうとわざわざ下馬して礼をとることはない。

むしろ「この自分が会釈してやっているのだから、それで十分だろう」と言わんばかりの傍若無人。主君である頼朝公に対してさえもこの態度です。

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